2014年 09月 14日
C’est la vie |
昨夜の11時前の帰路につく電車内は、
時間の割りに空いているとは言いがたかった。
それでも何とかドア近くを確保する。
さぁ、駅に着くまでの数十分、
続きを読もうと本を開く。
すると背後から、声だけで若いと
分かる男女の会話。
(あ、全て標準語で)
女の子 ‘ねぇ、酔ってなぁい?’
男の子 ‘そんなに飲んでないよ’
女の子 ‘でも、家に着くまで心配だよ’
男の子 ‘だいじょ〜ぶだよ’
女の子 ‘ほんとぉ〜?’
男の子 ‘ほんと〜だよ’
女の子 ‘あんなに飲んじゃってぇ〜’
男の子 ‘だってぇ〜’
もぉ、ええ!
酔ってへん、ってゆうてんねんから!
何回聞いてんねん!
てな無粋なツッコミは仕舞い込んで、
活字を追うことに専念しよう。
すると今度は、
‘ぅ、ふ〜ん’
‘あ、ぁ〜ん’
何してんねん、私の背後で。
振り返る勇気はないので、
そろりと、ドアのガラス越しに
二人を見つける。
男の子が女の子の首に腕を回して、
何やら耳元で囁いている絵図らだった。
昨夜は学生時代のサークル仲間、
特に仲が良かった5人との
15年振りの飲み会。
学生時代の今だから話せる話、
先輩後輩のこと、
誰と誰が付き合って、、、
あの時こうやった、ああやった。
みんなが一番輝いていた時代に
戻って行けた。
そこから色んなものを背負い込んで、
一つ荷を降ろしたと思えば、
また一つ荷が増えて、、、の人生。
‘荷’は学生時代のそれとは
比べものにならないくらいに
重くて、深い。
そんな帰りの電車内やったから、
意外と寛容にもなれた。
若い二人に
これからの人生、色々あるよ〜、
でも人生一回こっきり、
楽しんだらええよ、と心の中から
エールを送る。
車内アナウンスが駅名を告げ、
女の子のほうが一駅早く下車した。
男の子はドア近くまで移動して、
バイバイの手を振った。
このとき初めて二人をガン見した。
・・・・・。(ごめん!)
分かったこと。
標準語は素敵なキラキラの
主人公に仕立ててくれる。
時間の割りに空いているとは言いがたかった。
それでも何とかドア近くを確保する。
さぁ、駅に着くまでの数十分、
続きを読もうと本を開く。
すると背後から、声だけで若いと
分かる男女の会話。
(あ、全て標準語で)
女の子 ‘ねぇ、酔ってなぁい?’
男の子 ‘そんなに飲んでないよ’
女の子 ‘でも、家に着くまで心配だよ’
男の子 ‘だいじょ〜ぶだよ’
女の子 ‘ほんとぉ〜?’
男の子 ‘ほんと〜だよ’
女の子 ‘あんなに飲んじゃってぇ〜’
男の子 ‘だってぇ〜’
もぉ、ええ!
酔ってへん、ってゆうてんねんから!
何回聞いてんねん!
てな無粋なツッコミは仕舞い込んで、
活字を追うことに専念しよう。
すると今度は、
‘ぅ、ふ〜ん’
‘あ、ぁ〜ん’
何してんねん、私の背後で。
振り返る勇気はないので、
そろりと、ドアのガラス越しに
二人を見つける。
男の子が女の子の首に腕を回して、
何やら耳元で囁いている絵図らだった。
昨夜は学生時代のサークル仲間、
特に仲が良かった5人との
15年振りの飲み会。
学生時代の今だから話せる話、
先輩後輩のこと、
誰と誰が付き合って、、、
あの時こうやった、ああやった。
みんなが一番輝いていた時代に
戻って行けた。
そこから色んなものを背負い込んで、
一つ荷を降ろしたと思えば、
また一つ荷が増えて、、、の人生。
‘荷’は学生時代のそれとは
比べものにならないくらいに
重くて、深い。
そんな帰りの電車内やったから、
意外と寛容にもなれた。
若い二人に
これからの人生、色々あるよ〜、
でも人生一回こっきり、
楽しんだらええよ、と心の中から
エールを送る。
車内アナウンスが駅名を告げ、
女の子のほうが一駅早く下車した。
男の子はドア近くまで移動して、
バイバイの手を振った。
このとき初めて二人をガン見した。
・・・・・。(ごめん!)
分かったこと。
標準語は素敵なキラキラの
主人公に仕立ててくれる。
by stellachikuchiku
| 2014-09-14 09:46